2019年08月01日

とったどー

本日解禁…聖闘士聖衣神話・アルファ星ドゥベのジークフリートEX!
の、予約を完了してまいりましたー。

https://tamashii.jp/item/13020/

https://www.amiami.jp/top/detail/detail?gcode=FIGURE-051340&page=top
予約してきたあみあみさんのページ。

試作品は数年前に海外イベント等で展示されていた…とは聞いていたのですが、
大幅に改良を重ね、12月に発売の運びとなったそうで。

いやー、アスガルド編再燃の年にリニューアルのジークフリートに会えるなんてこれも運命ですね!
(再燃したの昨年末ですけど~)

魂ウェブさんのサンプル画像に写ってるオーディーン像は、かつてアニメ星矢で神闘衣パッケージやCMで使用されていたのが
今でも残っていたんだそうです。なんというか、素晴らしい話ですねぇ。

さてさて…そのうち? 神闘士全員がEXとして登場してくれるのかどうか!
大きな楽しみができました。
ついでに次回予告。このグッズの絵柄…ミステリーです(嘘?)

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posted by 鷹覇臣 at 23:56| Comment(0) | 聖闘士星矢アスガルド編 | 更新情報をチェックする

2019年06月30日

ちょっと思ったことトール編。

概してこのちょっとは大変に長い、と。


アスガルド編で最初の敵(先駆けになったシドの次、ではありますが)フェクダのトールは
あまり好きな言い方ではないんですけど(^^;)「不幸自慢」とされる事もあるアスガルド編の神闘士たちで唯一
「自分語り」をしなかった神闘士であります。
そこが実は一番悲しいところと言いますか。

フェンリルからは怒涛の自分語りが始まって(^^;)否応なしに聖闘士や視聴者は神闘士の人生に巻き込まれていきますし
アルベリッヒすらも本来なら黙って胸に仕舞い込んどくべき自分の野望を、紫龍を動揺させてネイチャーユーリティーにかけてやるって目的があるとはいえ
自分はこれこれこんなこと企んでるんだぞーって白状してます。

ハーゲン・シド・ジークフリートも厳密には自分語りはしてないですが
前者2名は戦いの現場に最も感情を動かされる人(フレア・バド)が居合わせたために自分の感情を聖闘士の前で吐露することになり
ジークフリートの場合はソレントが現われたので以下略。


トールだけは過去何があったのかも自身の感情も全て回想で、つまり自分の心の中だけで展開して終わらせてますから
視聴者は彼がどんな人だったのか、ヒルダと何があったのか、かつてのヒルダはどんな人だったのかを理解するんですけども
対戦相手の星矢たちには勿論わかるわけもなく。そりゃ青銅たちはエスパーじゃありませんからねー、一応(笑)
アスガルド編77話後半は回想シーンを除いて考えると、トールが最大の拳タイタニック・ハーキュリーズを2発放つけど既に見切られ済みで
敗れて死亡、星矢たちはさっさと次の戦いへ。ってだけの展開になってるんですよね。
トールが本当は心優しい人物で、どれだけヒルダを想っていたかを知ると彼の死に一瞥もくれず去っていく青銅聖闘士たちが
見る人によっては人非人に見えても無理ないんですが(当時の私とか)、時間制限あってアテナの命と地上の平和がかかってるんだから
そこはまぁ仕方ないと言いますか。
もう一つ、トールが人並み外れすぎたと言っていいくらいの大男で、故に星矢たちにはある意味人間に見えなかったという可能性もあるかもしれません。
格闘ゲーム「ソルジャーズソウル」のストーリーモード・レジェンドオブコスモのアスガルド編再現ムービーシーンでは
トールの絶命後立ち往生した彼に対して青銅聖闘士たち・多分星矢が「トール、お前ってやつは…」と声をかけるシーンがあるのは
ちょっと救われた気持ちでした。


救いのないアスガルド編前半の口火を切ったトール戦は、フェンリル・ハーゲンが所詮お子様同士の争いという枠組み故に
ああいうことになった…と(私は判断してますが)いうのとはまた違って、
トールが悪いというわけではないにせよ、彼の死の原因は彼にある、的な面があるように思います。
トールは「自分語りしなかった唯一の神闘士」であると同時に、聖闘士と語らうまたは心の交流を自分から拒否した神闘士でもあります。
立場を考えると当然ではあるんですが、それが悲しい結果になってしまった。

彼が心情を星矢にぶつけたと言える唯一のシーンは、第76話終盤。
「お前達のように、暖かな太陽の下でぬくぬくと暮らしてきた奴らにはわかるまい!」
…いや日本も場所によっちゃ結構な豪雪地帯ですけど…まぁ自分、瀬戸内海気候の中でぬくぬく暮らしてはいますけど…
北欧の厳しい自然を直接肌で知らないのもあって、当時トールのこの言葉は結構心に迫るものがありました。
「この北の果て、酷寒の地アスガルドの人間にとっては、既にこの地に生まれた時から戦いは始まっているのだ
そして我々は…今までヒルダ様と共に、この過酷な宿命に耐えてきた!
だがこれからは、このアスガルドが聖域を叩き潰し、世界に君臨し、支配するのだ!」
トールの言葉に対し星矢は、「違う! ヒルダは何者かによってニーベルンゲンの指輪をはめられ、その魔力に操られているんだ!
だから俺たちは…」と訴えかけますが
トール「黙れ! もはや問答無用、闘うのみ!!」

…自分の言いたいことだけ言って黙れときたよこのヒト…(笑)


そんなわけで後は本当にただ闘うだけの展開となります。
ただ、ここで「黙れ!」と一喝したトールは、内心では違う気持ちがあったんじゃないかと思うんですよね。
77話、回想シーン後に再び星矢の言葉を思い起こし
「 "やはり" ペガサスの言っていたことは正しかったのかもしれん」
と述懐してますから。
かつて自分の命を救ってくれた美しく優しい女性が、仲の良かっただろう妹に対し「牢獄にでも放り込んでおくがいい!」って言い出したら
そりゃあおかしいと思うでしょうけどね、普通は(笑)
それでも彼女がヒルダ本人であるのは間違いないんですから、トールにヒルダを裏切ることはできない。
星矢に圧倒され追い詰められ、さらにアテナの小宇宙が彼と共にあるのを感じながら
「その暖かな小宇宙に守られて戦えるこの男が、これほど羨ましく見えるとは…
しかし俺は、ヒルダ様に、この命を捧げた神闘士…」
ひたすらヒルダ様のためにと念じつつ小宇宙を燃焼させるトールが最期の瞬間まで想っていたのは、
ワルハラ宮の森で自分を助けてくれた時のヒルダのみでした。

星矢がヒルダをあの時の優しいヒルダに戻してくれるかもしれない、と思いつつ涙を浮かべて死んでいったトールは
敵の青銅聖闘士にはもちろんのこと、主君のヒルダには「もはやトールはあてにならぬ!」と見放され
仲間でリーダーのジークフリートには「トールめ、侮ったな…愚か者めが!」
(トールがやられたと報告を受けた直後ヒルダにどうかしたのかと言われて)「はっ、ヒルダ様のお耳を汚すほどのことではありません」
と切り捨てられて、誰にも悼まれることなく弔われることもないままでした。ジークの態度は昔のアニメで敵方陣営のお約束と言えますが

ついでに言うなら、トールは神闘士で唯一家族やその他近しい人(狼含む)の描写が存在しません。
そりゃいなかったわけじゃないんでしょうけど多分…家族構成は完全に不明にせよ、少なくともかつて彼が獲物を分け与えていた貧しい人々は
トールに感謝と好意は持っていたと思われるんですが…アスガルド編本編では全く登場していませんし。
家族構成不明はアルベリッヒ・ジークフリート(とハーゲン)もですけどワルハラ宮内での関わりと、それぞれ先祖と前世?が登場してるってことで
神闘士でただ一人、ヒルダが変わってしまった事実に気付き、迷いながらもヒルダのためと信じて最後まで戦ったトールは
それ故に完全に孤立してしまった印象すらあります。

どこに救いがあると言っていいのかわかりませんが、最期の時にトールは自分の事を完全に忘れ去って
ただ一人の女性のことのみを想っていました。
そこまで大切な人がいて、その人のことだけを想えたのは幸せなことだったのかもしれない、と思うのです。


…しかしこのままだと私の鬱が収まらねーので(笑)
ラストに付け足しをひとつ。
ヒルダを演じた堀江美都子さんが、かつて星矢アニメスペシャルの対談で発言されていたのが
「神闘士って、別にヒルダのこと愛してたわけじゃないのね。(ガンマ星フェクダの)トールだけ…?
だから聖闘士たちに愛されていたアテナに嫉妬してたりして(笑)」
でしたが、世間様では過去から現在までほぼ必ずペアになってる忠義の人ジークフリートが対象外になってるのは、はてさて何故でしょうw

その理由はというと、神闘士たちの大半にとってヒルダは何よりまず主君である、というのが大きいと思います。
同時に「私怨軍団」「トラウマ集団」と言われることもあるくらい、彼らの殆どは自分の事情で手一杯ですしw
気にかけてる人は妹のフレアの方だったり生き別れの兄さんだったり死に別れの父さんだったり、と色々だからねーw
他に大切な、心を占めてる存在がいる以上、ヒルダは主君でありそれ以上でもそれ以下でもないと言いますか。
考えたらトールは直接ヒルダと心の交流があった…というか、大きな存在にならざるを得ない状況にあったというか。
命の恩人であり、唯一絶対の主君であり、同時に最愛の女性であり…と揃いすぎてますな。
ジークフリートの初期設定は「封印されていたのをヒルダのニーベルンゲンリングに救われ忠誠を誓った+(密かに)惚れてる」でしたが
それがアレンジされてトールに移植された?ような気もします。果たして正解なのか、ただの思い過ごしかはわかりませ~んW

堀江さんの言葉にあった"聖闘士たちに愛されてたアテナ"は、聖域から次々に刺客が襲ってくるという特異な状況に置かれたゆえに
立ち向かう全員にいつしか強い絆が生まれた…その意味でヒルダと神闘士たちとは、また丁度正反対になっていたんじゃないでしょうか。

ジークフリートも、まず何よりヒルダは主君であり、彼女の側近・守り手・そして神闘士のリーダーという責任があり
それが第一だったのと、彼本人が感情を表に出さずヒルダに対しても常に一歩引いた態度で接していたので
ヒルダを想っていた描写が濃密だったトールと比べると…だったのかもしれません。

しかしジークって、昔からの友人ハーゲンが死んだと聞いても(ヒルダの側だったのもあってか)その場では眉一つ動かさない
見事な感情の抑制振りなのに、ただ一度…アルベリッヒが(彼とヒルダの前で)自分の家柄を語った場面でだけはかなりカチンときてるんですよね
SEまで背負ってw
実はコンプレックスだったのかな? その後もむかつくって点では相当アルに感情揺さぶられてるようですし、
鋼の理性の人・ジークフリートに唯一ヒビを入れたのは実はアルベリッヒでしたか。そりゃこの2人の×二次が増えるわけですよw
(何なのこの結論)

話を戻してー、「ソルジャーズソウル」では「ヒルダを愛した唯一の神闘士」と中の人堀江さんにお墨付きをもらったwトールは
見事なヒルダ様の神闘士ぶりを発揮してますね。ってこれ昔も書いたんですけど(^^;)
「すべては、ヒルダ様のために!」(勝利台詞の一つ)「ヒルダ様には、指一本触れさせはせぬ!」(対ポセイドン・ハーデス勝利台詞)
「ヒルダ様・・・私に力をお与えください」(勝利ランクD=辛勝台詞)
これらの台詞全ては、指輪のないヒルダ…つまりSSのプレイアブルキャラクターとしては登場してないヒルダに向けられたものなんですね
しっかし対海皇・冥王勝利の神闘士の台詞を見てると「オイ誰かもう一人ぐらい嘘でもいいからヒルダ様は俺が守る! くらい言ってやれよw」て気持ちになってくるのですが。
フェンリルハーゲンシドバドの半数までが、神に勝ったぜ俺tueeeee!!だし、ジークとミーメはアスガルドの現勇者&前勇者の息子として語ってるしで。いやまぁそれはそれで、別にいっかぁ~w
posted by 鷹覇臣 at 22:46| Comment(0) | 聖闘士星矢アスガルド編 | 更新情報をチェックする

2019年06月23日

ちょっと思ったこと・フェンリル編

というわけで前回の続きを少々。
アスガルド編は、「救いのある後半戦」と「救いのない前半戦」に分かれると書きましたが、
分岐点は幻魔拳使用で荒療治系カウンセリングやってる感じのw一輝兄さんが登場するミーメ戦と思っています。


ミーメ・一輝兄さんカウンセリングその1.養父を殺害し自閉していたミーメは一輝との戦いで
父の愛と自分の思いに気付き、青銅聖闘士たちに希望を見出した。

アルベリッヒ・アスガルド編=神闘士唯一わかりやすい悪役。
フェンリル戦で思いっきり株を下げた紫龍は野望の戦士アルベリッヒと対峙する事で「沙織さんを護りヒルダを救い、地上の平和を護りきるのだ!」と、ようやく正統派ヒーローになれました。

シド&バド・一輝兄さんカウンセリングその2.それまでの人生をすれ違い続けた双子の兄弟は青銅聖闘士との戦いでようやくお互いの愛情を認め合えた。シドは絶命するが、バドは希望を胸に弟を連れワルハラ宮を去っていく。

ジークフリート・黒幕ポセイドンの使者ソレントが現われる事で、神闘士のリーダージークフリートは真の敵を知り聖闘士に後を託して散っていく。
実に正統派である。


一方、前半戦の3人(トール・フェンリル・ハーゲン)と言えばただ救いのない死に方をするだけで
放送当時購読していたアニメージュの読者コーナーには、アスガルド編の展開……というか多分青銅聖闘士たちの扱い……に関して怒りの投稿もありました。
今ではうろ覚えではありますが、ファンが星矢に期待しているのは「安っぽい悲劇」ではない、
少年たちの熱い戦いなんですといった内容だったように記憶しています。
とにかく、「安っぽい悲劇」という言葉だけははっきり覚えてまして、特にフェンリル対紫龍に対しての言及だったような気がします。


あれから月日も経ち、アスガルド編に再燃してみると
思い入れの問題で神闘士寄りではありますが(^^;)「安っぽい悲劇」…ただ人が次々に「悲しい死に方」をし
ヒーローの筈の聖闘士たちはそれを救えなかっただけ……というのとはちょっと違っているような気がするのです。


で、フェンリルの方に大分肩入れしているのはあるにせよ
ぶっちゃけると紫龍マジでひでえな(笑)って思いますねー。
フェンリルは紫龍に対して「同情や理屈など、俺には無用だ!」と言い捨ててますが
そもそも全く同情はしてないように見えます(笑)

6歳という幼い時分に両親を目の前で熊に殺害され、助けを求めた両親の友人たちに見捨てられ家は没落、
助けてくれた狼たちと生きるしかなかったという点には紫龍は全く目を向けてません。
「人には弱さ、至らなさがある」と言ったところで、実際問題としてなかなか許せるもんじゃないんじゃないかと。
許せるに至るまでは、誰かがフェンリルを支えて気持ちの整理をつけられる時間と場所を与えるしかないと思うのですが
彼には支えてくれる人も、時間も場所も存在しなかった。
そりゃ紫龍はアテナの戦士であってカウンセラーじゃないと言ってしまえばそれまでですが
「オレ達青銅聖闘士だって、孤児なんだ!」と言ってるけど
紫龍は原作で言うと一輝と瞬の修行の件みたいな過酷な目にはあってないんじゃないですか?(笑)
修行は厳しかっただろうけど、理解ある師匠(老師)に恵まれ、紫龍を慕い心配してくれるかわいい女の子(春麗)までいてくれて
かなり幸せな方だと思うんですけどw


対フェンリルでの紫龍はとにかく、いい意味での同情心や理解、または想像力に欠けてる印象がありますね。
フェンリルと同じ目にあったとして、果たして「人には弱さ、至らなさがある」「だがそれでも泣き言ひとつ言わず」って言えるのかなぁ。
もし一輝の代わりにデスクイーン島に行ってたら、見事に復讐鬼になってたかもしれんやんw
挙句の果てに「俺(たち?)には常にアテナの小宇宙がついている」と自慢(沙織さんがちょっかいかけてくるwのはトール戦とフェンリル戦だけですが)、
「俺はヒルダ様のために闘ってるんだ!」とのフェンリルの言葉には邪悪に染まったヒルダのためになど、闘って何になる!
と片っ端から全否定。
これじゃフェンリルを助けるとか改心させるとか、どだい無理な話ですねw


ようするに前回のハーゲン戦での氷河と一緒で、
とにかく自分の都合を相手に押し付けてるだけにしか見えないんですな。
それが「純粋な少年」ゆえの融通のきかなさであり、アスガルド編の持つテーマのひとつ……
いえむしろ、『聖闘士星矢』という作品に対する一種のアンチテーゼのようにも思えるのです。


純粋なだけの、融通のきかない子供には誰も救えない。


対ハーゲンではすれ違いと意地のぶつかり合いの結果ハーゲンは死に、
対フェンリルではフェンリルに教科書どおりの綺麗事しか言えず、結果的には哀れな過去を持つ少年をただ殺しただけになった。

次に書く予定のトールは、この2人とはまた別のケースなんですが……。


フェンリルにとっての不幸は、本当に両親以外の人の縁に恵まれなかったこと。
両親を不幸な事故で亡くしても、普通なら良家の御曹司なんですし彼の親戚(祖父母や伯父伯母、または叔父叔母など)といった
面倒を見て両親の代わりになってくれそうな人がいそうなものですが、どうもそういう人がいなかったぽいですし……。
そしてフェンリル家に近しい人たちが「後ろ足で砂をかけるようにして離れていった」結果、彼の住んでいた豪邸は10年足らずで廃屋に。
いくらなんでもひどくねーか!? と思ったのですが、
こじつけかもしれませんが、フェンリルの不幸に追い討ちかけるこの事実は、
フェンリル家がワルハラ宮のあるアスガルド中心区と相当離れてたのが原因なんじゃないか? と思えてきます。

後ほど画像を使う予定ですが、
フェンリル家は唯一、人家で神闘衣が隠されていた所でありまして。
もしかしたらご両親またはご当主(フェンリルのパパ)は、神闘衣のこと知ってたかもしれないなー。
まぁそのせいなのかどうか、めちゃくちゃ辺鄙な所にありました。
つまり当主の不遇の死に付け込む不逞の輩が、どさくさ紛れに財産横領とかその他火事場泥棒的な行為に及んでも
見咎められない・または発覚し辛い場所だったのかも……というのも、フェンリルのさらに不運な所だったのかもしれません。

さらなる不運は。
もしかしたら、神闘士となったことでようやく「他者」と繋がるきっかけが出来たかもしれないのに
あまりにも時間がないまま、性急に全てが終わってしまったこと。
フェンリルが神闘士となってから戦いに敗れて死を迎えるまで、もしかすると1週間あるかないかでは
元から心を閉ざしているフェンリルにとって、一応は仲間の神闘士たちと打ち解ける時間なんてなかったでしょう。
(格闘ゲーム「ソルジャーズソウル」においてフェンリルの神闘士との対峙台詞は「俺の仲間は狼たちだけだ!」でしたが
実際そーゆー感じだったんだろうなと。)
もう少し時間があったら、私の印象では
リーダーなので全員のことをそれなり見ているであろうジークフリートか、
(フェンリルは元と言えども)同じ貴族で常識も思いやりもありそうなシドか、
親を失って以降のフェンリルと同じような生活をしていた元狩人で、心優しいトールか、
彼らあたりがフェンリルにとって心を開く存在に成り得ていたかもしれない……と思うのです。
でも結局、アスガルド編本編では仮定の話でしかありません。


フェンリルにとっての救いは、本当に最後まで彼の仲間でいてくれたギングたち狼の存在だけでした。
個人的なことですが、アスガルド編放送当時神闘士たちの死で私が大泣きしたのはフェンリルだけなんです。
星矢という作品で初めて「惚れた」キャラだったトールが死んでも涙は流さなかったけど
フェンリルは最期の叫び・一生懸命フェンリルを起こそうとするギングたち狼の姿、その悲しい絆に耐え切れなかったんでしょうね。


今回の記事を書いていて、副産物的に出来てきたネタもあるんですが今回はこの辺で。
BGM:懐かしのREBECCA「瞳を閉じて」でした。
posted by 鷹覇臣 at 23:20| Comment(0) | 聖闘士星矢アスガルド編 | 更新情報をチェックする

本日の更新

サムスピコーナー「西向くサムライ」に旧作資料追加しました。
『サムライスピリッツ完全ガイドブック』『侍魂~サムライスピリッツ~完全攻略マニュアル』『ギャルズアイランド3』
からのスタッフQ&A・「サムライスピリッツ」関連記述の抜粋になります。
ほぼ四年ぶりの更新となりました(^^;)
posted by 鷹覇臣 at 22:09| Comment(0) | 更新 | 更新情報をチェックする

2019年05月31日

ちょっと思ったこと。(その割長文)

アスガルド編第81話と82話はタイトル入れ替えてもよかったんじゃないかなー。とか。

4月から5月にかけて、リミテッドベースショップ(池袋と難波)で聖闘士星矢のグッズを販売していて
(お~青銅のぬいぐるみカワイイな!とは思いましたけど)
とりあえず神闘士のアクリルマグネットは5種類ゲットしました。オクで。

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カッコいいんだけどー、せめてフェンリルも入れてあげてほしかった~!(笑)
ハーゲンはまぁ、キグナスBOXの描き下ろしジャケにいたしさ(^^;)いつの時代の話よ
トールは最初っから諦めてますよー、ハイ。

でも5月中には星矢スマホRPG「ギャラクシースピリッツ」でよ~やくラストの神闘士=新キャラとしてトール登場したそうで。
一人だけイラスト露骨に過去ゲーの使い回しじゃない?
まそれはともかく…公式ツイッターで紹介動画見ましたが、基本ミョルニルで闘うキャラになってますね。元ネタ的には正しいかとw
技なんかは殆ど過去に出ていたもののようですが(ソルジャーズソウル含め)、新技らしいのはその場でコマみたく回転してwミョルニルで攻撃してるやつでしょうか。なんか、カプコンストファイシリーズのロシアのレスラー・ザンギエフに似た感じの技があったような記憶。


今日の話題は1行目に関連しております。
氷河とハーゲンのバトル、なんつーか世間一般には「ハーゲンが人の話聞かない」「フレアがおバカ」と言われた事が多かったように思いますけど
今見返してみて自分なりに感じるのは


・氷河も含めて3人とも所詮お子さん
・これだけハーゲン煽ることしかやってなけりゃそりゃそうなるだろ…



悲惨な結果なのは確かですが、アスガルドの対神闘士の中では一番"馬鹿げてる度合い"が大きいような気がします。
いわば悲喜劇というか。
82話の予告の星矢(CV古谷徹さん)含めwフレアと氷河はハーゲンに対し
「お姉さまは変わってしまった」「ヒルダこそ戦いを仕掛けてきた張本人」と訴えてますが
ハーゲンはそもそもヒルダが変わってしまったと露ほども思っちゃいません。
つまりこの点に関してハーゲンに訴えかけても完全な無駄なんです。

フレアには「あれほど仲の良かったヒルダ様に対しあまりにもご無体な!」だし、
氷河には「全ての元凶はお前だ!」で、全部余所者の彼のせいにして済まそうとしてるしなー。


つか、
その「あれほど仲の良かった」妹フレアに対し姉ヒルダが突然「牢獄にでも放り込んでおくがいい!」って発言したの、
一体どう捉えてたんだハーゲン。
ではここから、画像付きで見ていきましょうw


件の場面は第77話、フェクダのトールの回想シーン(現在)ワルハラ宮の多分謁見室?にて。
フレアが神闘士を随えた姉に恐ろしいことはお止めくださいと訴えてるところです。

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ハーゲンは矢印の位置にいます。覚えておいてくださいねw
右側手前からトール・フェンリル・ミーメ、
左側は手前から奥へハーゲン・シド、ジークフリート(炎の特殊効果で見えなくなってるが)とアルベリッヒと思われます。
多分バド兄ちゃんも柱のどっかに隠れてるんだろうな~。
フレアはヒルダの正面にいますが炎で見えてません。
余談ですが、右が神闘士になって初めてワルハラ宮に上がった勢・左が元から仕えてた近衛と名門に分かれてるんですね。


77_2.jpg

このシーンはヒルダに「フレアを連れておいき、牢獄にでも(省略)」言われて「し、しかし…!」と抗議しかけるトール。
ミーメは74話の集合シーンではヘッドパーツつけて手に竪琴抱えて跪いてましたが、ここではヘッドパーツ持ってますね。
なんでこのシーンを出すかというと、神闘士たちの位置を見て欲しいからでして。

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意を決してフレアの側に立つトール。隣に立ってたフェンリルの足が見えてますが…。
ハーゲン随分寄って来てるよなこれ?(笑)


全員集合のシーンと、「し、しかし…!」のシーンからしてハーゲンたち4人の神闘士がそんな近くに立ってると思えないっつーか
3枚目までにやたらだだっ広い謁見室らしきホールが急に縮んだwんでもなけりゃ
ハーゲンが(主君ヒルダの御前にも関わらず)駆け寄って来ていた…フレアを心配して、と考えた方が妥当です。

にも関わらず「あれほど仲の良かったヒルダ様に対しご無体な!」ですからこれは
「アスガルドの地上支配をご決意なされたヒルダ様は、フレア様に対しても敢えて厳しい態度で臨んでおられるのだ」
とでも自己完結してた、って事でしょうか。…まぁそうとしか考えられないかなー、こりゃ(^^;)

極論するとハーゲンは、「真実から目を背けてる」=分かっていて見ない振りしているのではなく完全に見えていない・というか見てもいない、故に異変(彼にとってはヒルダが地上支配を言い出したことではなくフレアがワルハラ宮から逃走したこと)は全て余所者の氷河が悪い→氷河を排除すれば全ては元通りになる、って思考になって当然なんですね。

なおかつ…
82話でハーゲンは自分の攻撃から立ち上がってきた氷河に驚愕すると同時に、これまでと違った感情をぶつけますが
それは”陽光が燦々と降り注ぐ地への憧れ”であり、それを手に入れる千載一遇の機会…アスガルドの聖域打倒…を逃すわけにはいかんのだ!
という決意でした。
しかし同じハーゲンが、その後対ミーメ戦の場面変換で気を失ったフレアの夢…過去の回想から現在の悪夢へと変わっていく…の中で
あなたは南の地へ出たいと思ったことはないの?とフレアに尋ねられて「ただフレア様のお側にいられれば」と答えてるんですよね。

するとおそらく、82話のハーゲンは自分の望みではなく
"フレア様がかつて望まれた事だから"陽光が燦々と降り注ぐ地を手にしたいと思った事になるような…切な過ぎる話だな。


しかし斯様に見事なまでに自分の世界以外を認識してないハーゲンが、フレアと氷河の説得に耳を貸すはずもなく、
むしろ二人揃って何かすればするほどハーゲンを煽る=逆上させることにしかならない、
という事にフレアも氷河も全く気付かないまま
純粋にハーゲンを説得するつもりで、ひたすら煽り続けるという。
氷河が全部悪い!ことにして済ますつもりのハーゲンは、他ならぬフレアの行動によって自分の世界をぶち壊しにされ…
最もたるのがフレアが氷河の前に飛び出して庇い「まずわたくしを撃ちなさい!」
もはや最悪の決定打(笑)
氷河はといやぁ、女の子に庇われつつ彼女の背後から「ハーゲン、フレアの言うとおりなんだぞ!」って火にガソリンぶち込んで大炎上させる真似しかしてねぇ(笑)


そりゃあ拠り所が「俺はヒルダ様の神闘士」しかなくなって「フレア様、ヒルダ様のために死んでくださいッ!」に行き着きますわな…。


結論を言いますと、この悲喜劇はハーゲン・フレア・氷河三人ともが純粋すぎた…というか、言い換えれば子供に過ぎなかったから起こった気がします。
三人揃って自分の都合を相手に押し付けるだけで、相手の気持ちや立場を思ってみることを一切せず、
それが正しいと信じ込んでいた。
アスガルド編の悲劇…ぶっちゃけ、救いのある後編と救いのない前編に分かれるって気が私にはしているのですが、
救われない前半の総仕上げと言うべき虚しい悲喜劇が、対ハーゲン戦だったんじゃないでしょうか。
これについてはまた後日、ちょっと書きたいと思います。
posted by 鷹覇臣 at 23:30| Comment(0) | 聖闘士星矢アスガルド編 | 更新情報をチェックする