以前どっかで同じシリーズかしら? 宇随さんを見かけました。だからなんだだけど宇随さんも武器二つ持ちやな~
ギリ半年放置にならずにすみました~(笑)
ふと思ったこと。
北欧神話の雷神トールといったら「赤ヒゲ」である、とたいていの北欧神話の本に出てくるんですが
スノッリのエッダ『ギュルヴィたぶらかし』のトールの紹介を見てみると
「彼は神々と人間たちのうちで一番強いのだ。」
容姿については全く言及されてないんですよね……。
詩の『エッダ』の方では、『スリュムの歌』冒頭に
(ミョルニルがなくなっているのに気付いたトールは烈火のごとく怒り)
鬚をふるわせ、髪をふりみだし、大地の子(トール)は手探りして探した。
とあるので、ヒゲがあることは確定ですけど髪の色は言われてないし……。
"原典"に言及がないということは、どこでトールは赤ヒゲと言われているのか?
北欧神話や伝説を扱った本の中では、ノルウェーのキリスト教化に尽力した王・オーラヴ=トリュグヴァソンが
変装したのかもしれない雷神トールに出会った話が収録されています。
(オーラヴ王が長蛇号という軍船でとある沿岸を航海していた時)
岸壁に立つ一人の男に呼び止められ、船に乗せてくれないかと頼まれた。
「男は赤い髭の大きな人物で、若く端麗であった。」
スノッリの著作の一つ『ヘイムスクリングラ(北欧王朝史)』邦訳2巻には『オーラヴ・トリュッグヴァソンのサガ』が収録されており、
第六四章「オーラヴ王とオーディンの幽霊」で、オーラヴ王は「非常に雄弁で頭巾をした」「片目」の男の訪問を受け、その後
男がオーディンであると看過し"オーディンにわしがだまされることなど絶対にない"と言うのですが……。
長蛇号が登場する箇所には、上のトールの話が全く出てこないんですよねぇ……。
その後検索によって、『ヘイムスクリングラ』以外にもオーラヴ・トリュグヴァソンを扱ったサガがあるらしいと知り
そちらは諸事情でw 現在未確認なのですが、こちらの方に収録されている可能性が高いかな!? と。
度々言及しているスノッリのエッダ序文で、トールと同一人物とされているトロールは
「黄金よりも美し」い髪をしているとあり、同一人物ってもオーディンの息子でなく先祖になってますが(笑)
こちらは金髪ってことですよね。
色んなサブカルに登場している「雷神トール」は、金髪なことも結構ある気がするんですけど
これは「北欧」「雷」のイメージを表すためですかねー。
先日(19日日曜日)の『ブラタモリ』、世界の絶景の回にアイスランドとヴァイキング時代が取り上げられてると知り見たのですけど、
解説をしていた福井大学の先生(准教授とか)が、3月にオンライン講座教室視聴を担当されるそうです~。